昼下りのヤギ小屋から真冬日の我が家を望む。今日は向こうの山が見えない。杉木立も14年で随分伸びた。測った訳では無いが倍ぐらいになった気がする。木のせいか。
雪が積もったら何となくパウストフスキーのСнегの冒頭を呟いてみる。
Старик Потапов умер,,,
ほぼ40年前の朗読テープ、まだ生きてるだろうか。デッキが死んでるから確かめられない。この頃はネットでいくつも動画が見られるけど、あの深みのある声とピアノ(ラフマニノフ?)の伴奏バージョンには出会えない。授業のテキストは子ども向けのリライトで所々端折られてたな。クリミヤの思い出が出てくる話。クリミヤといえば、『新しいソ連文学』というシリーズのある巻は、クリミヤばっかり出てくる短編集だった。保養地で書く作家が多かったのか。
今年初めて昼にも融けない雪。雪掻きと長い休憩で一日が終わった。パンは焼いたけど。
ソ連文学とくれば黒パンを焼きたかったところだが、酵母が間に合わなくて白パン。夕方の雪が思ったより積もり、お世話しそこねた捏粉が発酵過多、成型できずにボウルから直接型に転げ落とした。イースト&市販の粉は温度に敏感で、天然酵母&地粉の発酵と同じ条件だとあっという間にブクブク生地になる。水分も65bpで多かったか。入れたことの無い砂糖を大匙1杯入れたせいか。
普通のパンのいい香り。フレンチトーストにいいと思う。