「NO作業日誌」カテゴリーアーカイブ

田植えとのなれそめというか片想いについて

肌寒い朝、昼前から雨が降り出し、日付けが変わろうとする今も止まない。

ここ日本では、農業といえば誰もが田植えを思い浮かべる。ただ農家といえば田んぼを作る人。そうでなければ園芸農家とか果樹農家とか、分派扱いされる。たぶん。NO家の俺ですら就NO初年から田んぼに足を踏み入れた。それも田んぼの中の田んぼ、姨捨の棚田。初心者向けに、田植えするばかりにお膳立てされた十坪くらいの小さい田んぼはしかし、田植えした後の草取りを怠けて管理人から出禁を喰らい、米はひと粒も手に入らなかった。姨捨を世話してくれた人が憐れんで、翌年、隣村のやはり十坪くらいの田んぼを貸してくれたが、真夏の真昼以外は日陰で水も冷たく、いもちで壊滅状態だった。隣村の別の農家がそれを憐れんで、こちらに気を使わせないようにか、鶏の餌にしようおもてたんやけど、と言って古々米をくれた。暗く湿気った倉庫から引っ張り出した籾はカビ臭く、精米しても少し匂いが残った。都会にいたら多分捨てていたに違いない米を我が家では毎日、臥薪嘗胆、ガシンショウタンと唱えながら噛みしめ、来年は必ず米を穫る、と誓ったのであった。

今、NO業が面白い!

今日のブハンカ。シコクビエ25%、市販小麦粉75%、塩10g、水分60bp+。種が弱いので48時間発酵。シコクビエは愛知フーズ。猫はあぐにゃ。

朝は氷点下5°C。先週末、季節外れの暖かさを経験してしまったせいで季節外れの寒さのように感じてしまうが、いつもの二月の寒さ。暑いくらいの日差しにうっかりほころんでいた福寿草も、間違いに気付いて花弁を閉じる。それでも日中晴れる日が多いので、寒さに気持ちが圧し潰される事は少ない。

日本三大種苗店のひとつ、松本のつる新種苗からトマトとピーマン、パプリカ(浜クロピー)、トウガラシの種が届いた。よく見えないけど猫はだあだ。ここ数年、トマトは自生えのほうが良く生る。発芽は二ヶ月も早いのに、定植して活着する間に追い付かれるのである。自然、種採りが疎かになる。昨年は暑くてハラペーニョがたくさん出来た。今年は更なる暑さを予想して、ハバネロに挑む。

NO業が一番楽しいのは、夏の畑にあれこれ思いを馳せてワクワクする、この時節かも知れない。

宇宙の温度に晒される

今日のブハンカ。ライ麦挽くタイミング逃し続けててライサワー種がジワジワ市販強力粉種に置き換わりつつある。サワー種100g、市販小麦粉300g、シコクビエ粉50g、塩10g粗糖小匙1。水BP60。

朝は0度で暖かい1日かと思いきや、昼前から冷たい風が吹いて体感温度はいつもより低い。

太陽光も冷気も遮るものがなくなってじかに襲ってくる感じ。暑さ寒さを手元で小賢しく調整しようと色んなモノ作って工場だらけにした結果、遮る物であったオゾン層は文字通り霧消した。地球は身ぐるみ剥がされて宇宙の温度に直接晒されている今日この頃。

暗い季節の底から

文末に今日のブハンカの画像を入れたつもりが頭に。保温なしで36時間発酵。

曇り時々晴れ ー8/6℃

ボンヤリしてたら死んでしまうような寒い朝。寒くてぼんやりも出来ないが。カバーを忘れた軽トラのガラスが美しい氷の結晶で覆われて、削り取るのが惜しかった。

PHPが古くてWordPressのアップデートが出来なくなる、という警告が続いていたと思ったら、今日は入力がおかしい。

明日からは日の出が早くなる。日の巡りが改まる。天動説でいいか、という気になる。もう少し寒さに耐えれば、春が来る。

暦の上では2026年

曇りのち晴れ  ー5℃ /最高気温見忘れ

グレゴリオ暦1月1日に年々関与が無くなる。食卓を含めて新年の行事とは全く没交渉。日の出の時刻が反転する7日までは年が改まったとは言えないのだが、せめて2026年の日誌を記し始めよう。

疲れたり面倒くさかったりする仕事は山ほどあるが、そういう時だけ正月を言い訳にサボる。枯草を集めて焚くのがせいぜい。枯草がどっさりあったのでそれなりに大仕事ではあった。

雪の無い正月が当たり前になるのか、ヤギの世話をする分には助かるが、物足りなさを感じざるを得ない。

国境なき医師団、パレスチナ子どものキャンペーン等のガザでの活動が、今日から禁止されたようだ。封鎖を破れるのは国連軍だけだが、国連がワシントンとイスラエルの意に添わぬ「行動」を取ったことがあるか。

合州国が最大の拠出者(最大の搾取者が上がりをほんの少し還元する)だから、が言い訳ならば、そんな腐った財布を当てにするのはやめて、新しい国際組織を創るがよかろう。露中が戦勝国クラブの既得権益を返上できるか。日独がまとまって脱·米占領に踏み切れるか。

陰謀論または陰謀暴露論者によればその場合、直ちに滅ぼされる事になっているらしい。米軍による占領状態を何とかしなくてはいけない。先ず。

 

秋雨に物思うころ

秋雨に物思うとや目を伏せて
君のまつ毛は長くなりなむ 

年齢と共に長くなるのはむしろ眉毛の方で、逆さ眉毛が目に入りそうな今日此頃はカラカラの夏の後のシケシケの秋。麦畑を起こすタイミングを失いっぱなし。

初夏からつい最近まで暑い暑いと言って畑の生りが悪いのはみんな異常気象の所為にしてもうしょうがねーじゃんかと開き直っていたが盆過ぎからナスもピーマンも自給用には間に合う程度出来たしカボチャも美味い。トマトは苗を立てたものは全滅、自生え株が頑張ってくれて助かった。豆は昨年に続いて不作、ジャガイモなどは種イモと収穫がほぼ同じ(KYOKOさんのおイモはまあまあ穫れて朝食は毎日黒パンとジャガイモ)、の中で、米はよく穫れた。

稲刈りは9月21~24日、脱穀が10月10日。糯とアキタコマチはもう1週間早く刈ってもよかったが、関西の酒米中生新千本が当地では晩生で足を引っ張った。刈取りも3日遅い(もう4〜5日待ってもよかった)。同じ田んぼに3種類は実験農場ならでは或いは酔狂であった。実験農場といえば、中学校の地図帳の北海道には「パイロットファーム」とか「てんさい」という地名がいっぱいあって少年の心に憧れを掻き立てたものである。

さて収穫は推定160kg。新千本は40kg、100gの籾からよく育ってくれた。一本植ならもう少し穫れたかも、とは今だから言える。植える時は、育たなかったらどうしようと、つい多めに苗を抓み取るのである。

早く食べてみたい。

この頃ミツバチが

32℃。暑いが湿度は低く、日陰にいればどうということはない。ただ、直射日光を避けていては仕事にならないので、どうということはあるのだ。

この頃ミツバチがヤギの鉱塩を舐めに集まって来る。ついでにおしっこが染み込んだ地面やウンコにもたかっている。

その現場から直線距離で200m位のところに蜂屋さんの巣箱が置いてある。西洋ミツバチ。一方、私は山の中にマーキングする場所を決めてあるのだが、そこには腰が黒っぽい日本ミツバチが集まってくる。暑くて塩分が欲しいのかも知れない。

巣箱からはハチミツを採るんだろうけど、塩やウンコの風味は残るのだろうか。瓶詰めされた製品に何処かで出会ったら、私はそれを買うだろうと思う。

 

 

絶滅危惧の初夏晩春

5月9日 曇り午後時々晴れ夜雨

峠でスリップするのが嫌で先延ばしにしていたタイヤ交換を昨日やっと済ませた。もう寒いことはないだろう。明日は長野市に真夏日予報。春の名残も夏の気配もすっ飛ばして。桐の花とカステラの季節は遠い昔の物語になった。

苗代。ムラが激しいが出揃った。温度は重要です。

発酵がうまくいかなかった生地で鍋焼きパン。酸っぱい具無しおやき。

小麦畑。条間二尺。スギナがいっぱい生えてきたので土を削って寄せる。1列の片側だけでもうイヤになる。明日がんばろう。タマネギも凄まじくスギナに覆い尽くされている。

サツマイモの苗植付け。上田のカインズで購入の鳴門金時7本とパンプキンスウィート4株。たくさん穫れても寒さで傷んでしまうからこれくらいでちょうどいい。干し芋にするズクもないし。

夜は大雨予報なので慌ててあちこち畝立て。「あちこち」じゃNO作業日誌にならない。

降り出した。

暖かさの予感で焦る

晴れ 1/18℃

朝日が東側の杉の壁を越える8時頃までは寒い。ナス科の苗はまだまだ保温が必要。日中、日向の温度計は25℃を越えた。

ツカジイ田をトラクタで起こす。不耕起ではモグラやネズミのトンネル、アリの巣だらけになってしまう。トラクタが入るまでの片付けがまた一苦労。

色々種播きが間に合わない。

昨日植えたじゃがいも。去年種をまいて育てたものの中で一番大きくて形もいい。味はまだ分からない。

本日のブハンカ。ライサワー種200gと湯捏ね粗挽きライ麦300gを一晩寝かせて、ライ麦粉100g、小麦粉100g、塩10g足して9時間発酵、型に詰めて1時間、250℃で45分、型から出して5分焼いた。水は65bp。

 

 

じゃがいもは続く

晴れ 10/22℃

午前中水路U字溝の繋ぎ目補修。麦畑の山側を通る部分から漏れるのが困る。水中硬化じゃないセメントを使ったので、水が滲み出している所はきれいに固まらない。アルカリ分が流れるので稲には良くないかもしれない。その点ではそもそも田んぼの水路にコンクリートが使われているのがよろしくない。コメの味にも影響しているであろう事は、下流の米よりうちの米が断然美味い(殆どの耕作者が自分の米が日本一美味いと思っているが)という事実から明らかである。30年前、東海村の駅から少し海側に歩くと田んぼが広がっていた。真四角に整備され尽くしたコンクリート水路が印象的だった。

午後3時からはヤギのご飯。今日は裏庭に繋牧。合間に忙しく接ぎ木作業。アーモンドをハナモモと梅の台木(元はアーモンドの台木)に、枯死疑惑のサトウカエデをモミジに、栗には栗を。紅玉を忘れた。

晩御飯はタラの芽と椎茸の天麩羅。長湯をしてる間に油が滲み出しちゃった。ごめんなさい。

「肉はないの?」ごめんなさい。

今日は18cm角セルクルでじゃがいもパン。先日はホッカイコガネ、今日はシェリーを使用。おろしじゃがいも430g、強力粉400g、ドライイースト小さじ1/4、塩8g、オリーブオイル10g、胡椒少々。常温10時間発酵。推定240℃で40分、型から外して5分。見た目と香りは上々。しかしストーブ暑い、、、そろそろ平焼きパンの季節だろう。