2022/08/14 曇りのち晴れ蒸し暑い
残暑お見舞い申し上げます、あきちゃん、小野さん、いろいろお礼も申し上げなきゃいけないですけど。
朝晩は涼しく、虫の声も空の雲も秋。残暑厳しいとの季節予報だったがどうか。当地の言い慣わし通り、お盆過ぎれば涼しいのか。キャベツ播き焦るぜ。
12日の朝日新聞オピニオン面に豊永郁子氏の寄稿があった(編集の有無は不明)。私見ですけど要約すると、一人の人間を守ることが社会を守ることに繋がる世界であってほしい、という祈り。祈りだけど論理は明晰で、英雄的犠牲ワッショイの風潮に疑問を突きつける。こちとらじっと手を見る毎日だけど、学問を仕事にする人間がいても許す、という気持ちになる。パリやプラハの例を挙げ、「屈辱と引き換えに大規模な破壊を免れた」意義を説いてます。ドプチェクは新聞の漫画でサーカスの道化に擬されたり、モスクワに拉致されたりしながらも、したたかにブレジネフと渡り合った。本職が道化の大統領が英雄のふりをしているのとは大違いだ。いや、道化と言えばこれ以上の道化っぷりもないもんだが。
ところが翌日のオピニオン面には「防衛研究所」の、早く停戦すればいいってもんじゃない、という反論?が載っていて驚いた。例によってブチャの虐殺を引き合いに出している。国際刑事裁判所の捜査報告はどうなっているのだろう、ロシア軍有罪の判断は今のところないと思ったが。目から鱗だったのは、国家の安全保障の要諦が、いかに戦争を始めるか、いかに勝利するか、いかに戦争を終わらせるかの3点だという仮説。防衛研究所が実際は戦争研究所であることがよく判る。俺たちの消費税はこういう研究のために使われている。私見ですけど要約すると、国家は(人間がチリアクタほどにも見えないくらいの)高所大所から戦争の始め方を日々考えているから、塵芥の、いや国民の皆さんもよく考えておいてね、意見は聞かないけど。朝日新聞は防衛研究所のコメントがちょくちょく載るね。あなたたちはどういう新聞でありたいの?
こないだアップし損ねたNO作業日誌、以下、麦について。
2022/07/22 曇ったり晴れたり蒸し暑い
戻り梅雨
気象庁曰く記録的に短い梅雨のはずが、7月から徹底的に降り続いて麦類に影響が出ている。
南部小麦:種採り用に裏の畑でわずかばかり育てていた。春先、何度か鹿(推定)に喰われた。登熟期に雨好きのカナムグラが繁茂、2度草取りしたが、長雨で嫌になってる間に征圧された。一応刈り取ったけど、片手で抱えきれる程度。来年も種採りか。
スペルト:昨年激しく倒伏したので薄播きにした。浅播きで土寄せする計画だったが、畑が砂利だらけで芽を傷めそうだったので軽く一回だけ寄せた。麦踏すると砂利で千切れてしまいそうだったのでやめた。大雨で割と倒伏。外周だけは立っていた。何でだろう。かなり枯れ上がって、穂をひねると簡単に折れる。今日刈る予定。*穂先だけ刈り取ってハーベスタにかけたら、補給口で撥ね散らかってだいぶ無駄にこぼれた。
硬質小麦:畝立てを怠った元水田畑、雨続きの時期、排水用の溝にずーっと水が溜まっていた。しけがちな場所は驚くほど育たなかった。ウサギにだいぶ食われている。刈り取り間近。*無事収穫
ライ麦:元水田畑。最初の梅雨明けの頃、ガッツポーズを取りたくなるほどきれいに育っていた。今、葦がかなり生えてしまって刈り取り難航が予想される。*雑草を巻き込んで刈り取った大量の藁束、風通しの悪い納屋にしまっておいたらカビてしまった
道具やパーツを各種取り揃えて散々手を入れた刈払機の不具合が、結局フライホイールのゆがみに原因があったようで、素人修理では手に負えない(農協でも、買った方が修理代より安いと言われた。そりゃ言うだろうけど)と判断、この春新調した。
ループハンドル。とても疲れる。使ったことのないトリガーレバーも疲れる。気がつくと必要のない筋肉を無駄にこわばらせている。だが使いづらそうなのは想定していた。目的は麦畑の草刈り。通常のハンドルは麦穂に引っかかって入れない。特にライ麦。見事期待に応えてくれたが、その他すべての草刈り作業をめんどくさくするだけの価値があるかどうかは今後検証が必要である。*燃費も悪い。
豆干し。どいて下さい。