異常気象とマムシと麦とかめとうさぎとベラルーシについて

2020年11月18日 晴れ

暖かい一日。昼間は日差しがまぶしく、暑いとさえ感じた。11月上旬は氷点下の朝、10日前からはひと月前の気温。寒波をしのいだ蜂が飛び、カエルが土から這い出す。優しい情景の裏で何が起こっているんだろう。大根、カブ、ビートのためにはこの暖かさが続いてくれるのはありがたいけれど。

10日前、一部収穫した大根

引っこ抜いて置いといた大根の葉の中にマムシに似た生き物がまぎれている。シマヘビも子どもはマムシのような模様だと聞いたことがあるがさて、こいつは。

この反応は、マムちゃんかな?

今年は5回くらい、小さいマムシに遭遇した。どれも稲刈りシーズン後だから、子マムシが生まれる時期でもないんじゃないかと思う。今のところ咬まれなくてよかった。

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麦播き。

小麦は南部と品種不明の2種類。播種は10月末。今年はズク出してたくさんの南北畝。手前の2間ほどはどうにも水が引かないので麦はやめておいた。里芋とか。

元田んぼの畑、2年前に初めて起こしてから、年々粘土っぽくなる気がする。下層に沈んでいた粘土を掘り起こしちゃったのかもしれない。今年は水はけ改善に北側(後ろ側)に水路を掘った。頑張って深堀りしたら、水田時代の排水口よりも深くなった。雨が続けば排水しきらないという事だ。まあ仕方がない。そのうちなんとかしよう。

こっちはライ麦。11月8日播種。野口種苗の種から自家採種10年目のものと品種不明の2種類。昨年は完全に失敗したので気合を入れて新規播き直し。でも失敗したせいで種が足りない。畑の半分も播けなかった。

ここも元田んぼで、除草を怠けるとあっというまに湿原性雑草に覆い尽くされる。昨年はライ麦の春播きを試して全滅した。排水路を整備していないのでこれからの課題。下の画像は播種から10日、今日の様子。

近寄るといくらか生えてるんだけどね。

この前の土曜日、今春開業する予定だった友人のパンとおやつのカフェ「かめとうさぎ」が聖高原駅前にオープンした。一昨年あたりから村内は飲食店開業ブームで、定食屋やらカフェやら3軒も続けざまにオープンしている。一応、すべて一度は行ってみたけど、やっと真打ち登場、という感じ。コロナ自粛がなかったら群衆が押し寄せて大変な騒ぎになるとこだった。

NO場の小麦ライ麦ディンケル小麦、野菜も「かめとうさぎ(店名、「かめとうさぎとやぎとねこ」のほうがいいんじゃない、と提案したらスルーされた。)」で使ってもらう予定。できなかったらそれまでよ、と自由NO民の誇りに満ちていたイキアタリバッタリコンタクトインプロな暮らしももはや、今までよりは少しNO作物の出来映えを気に病むことになりそうだ。お店の情報はフェイスブックにあるような気がするね。

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ベラルーシの抗議デモが100日を超えたそうだ。ミンスクの新聞社『Народная Воля』のwebの映像では、少し前から「治安部隊」の中に、ジーパンだのジャージだのの上から防弾チョッキを付けて装備一式を腰に巻き、ヘルメットの代わりに黒いキャップをかぶった奴が混じっている。「警官」ということになってるけど、どうみても寄せ集めの志願者だろう。数日前、この新聞社に治安部隊が押し入って刷り立ての新聞を押収したらしいが、今度は印刷所(モスクワ)が契約を反故にしたという。電子版はまだ見られる。

しかし、機械翻訳は恐ろしく進歩した。いつかころりと騙されるんじゃないかと心配している。ロシア語読めるようになりたいと思って、もう30年近く経つ。もちろん、まだ読めない。