疲れてもいい

晴れ 14/28℃

疲れてあまり作業できず。先月末からの鼻炎が収まらない。

・夏野菜収穫。ズッキーニの片づけのタイミングが判断できない。わりとしぶとく実が生り続ける。ナスはこれからという感じ。

今年は山の様子が例年と違う。獣道が荒廃している。以前、イノシシが増えてキノコをみんな食われてしまう、という過疎山村老人の言葉を読んだことがある。俺の乏しい経験では、獣が多い年はキノコも多いような気がする。獣が落ち葉を攪乱しないとキノコも出づらいのではないかと思う。それで獣に代わって獣道をせっせと歩く。摺り足で。キノコの発生に多少日当たりも必要なのではないかと考えて、出そうなあたりを少し枝払い。日が当たって落ち葉がカラカラになった。逆効果か?

北関東の雨の被害は思ったより酷かったようだ。収穫間近の田んぼが水浸しになっている。水が引けば一部は収穫可能だというが、中には全滅の田んぼもあるだろう。自然農の田んぼだったりすると、半年間どれだけ手間が掛かっている事か。

越谷市も被害が大きかったという。高校が越谷だったが、市内を流れる元荒川は、当時から雨が降ればすぐに増水して高校生をわくわくさせていたが、その後も改善されなかったのだろうか。首都を守るために郊外の上流域を犠牲にしてるわけではないだろうね。(そんなこと、するに決まってる。さらに、首都を含めて郊外の上流域を守る為に、その上流域が犠牲にされる。広大な美しい渓谷と集落を水没させる八ッ場ダムを見よ。さらにこのダムは―多くのダムと同様に―治水ではなく、治水事業のために必要とされている、、、)

越谷市に限った話じゃないが、田畑と養鶏場だらけだった所が、凄まじい宅地開発で地面はコンクリートとアスファルトで覆われた。雨がしみこみにくくなっているのだ。

日本中、国土の構造が単純化しつつある。政治経済上の要請で。国土が単純なことは、経済と統治のためには都合がいいだろうが、攻撃される場合にはそれが自然力であれ人為的な力であれ、簡単にダメージを受ける。

在り方としてはシンプルでいい。が、それをあらしめる複雑さと常に、直に関わり合わねばならない。Simple Life はいいね。けれど、それを消費するな。複雑さを、手間のかかる生活を取り戻せ。疲れるけど。