12月25日(木) 曇り時々晴れ -4.9/4.4℃
年末の喧騒と言ってみたが、ここは別世界。雪が積もって、ただでさえ静かな朝がいっそう深い沈黙。村はずれで雪掻きも楽じゃねえだろう、と御好意で廻って来て下さった除雪機も溝にはまって沈黙に耐える。
およそ一週間、耐えて昨日、無事に救出されて行った。
朝のストーブの上は暖かな賑わい、所狭しと並んだ鍋やかん、湯たんぽ、コーヒーにパン。
クリスマスの行事とはほぼ無縁、もっとも、東京でもクリスマスの日は必ず仕事があったから、世間並みに祝ったのはもう前世紀の話だ。元々クリスマスはキリスト教と関係ない、という話を、昨年の今頃、キリスト教と関係のある方からうかがった。ロシアにも樅の木祭り、ヨールカ祭というのがあって、キリスト教受容以前からあった風俗だったとかなんとか、『ロシアの言語と文化』に書いてあった気がする。と書いた瞬間、そんな風には書いてなかった気もする。記憶力が衰えるということを実感する今日この頃。
それでもケーキは食べた。お隣さんの孫娘のお手製、イチゴの載ったシフォンケーキと、生き物係さん自慢のアサヒ軽金属ニューワイドオーブンで焼いたスポンジケーキ(パチパチ)。どちらも食べるのに夢中で写真がないのが残念。シフォンケーキはどこかのお店で出されてもおかしくないような立派な出来、我が家のは逆に、どこのお店でも出来ない、ちぎった生地をクリーム入りのボウルにダンクする豪快な食べ方。デコレイトが面倒だっただけだが。そういう食べ方をさせる店もそのうち流行り出すだろう。
年末の喧騒にかまけて、新聞もネットも、本当にどうでもいい記事で溢れている。朝日新聞、慰安婦問題の説明に第1面からあんなに紙面を使う必要があったのか。そんなものは自腹で別刷りを出すべきだったろう。むしろトップには、それでも慰安婦問題はある、という主張をカウンターで出さなければいけなかった。
どうでもよくないニュース。厚生労働省は24日、ミツバチの大量死の原因であるネオニコチノイド系農薬「クロチアニジン」の残留基準を緩和する案を了承云々(朝日デジタル)。住友化学がもっといろんな野菜に使わせたいと申請していたらしい。世界の潮流からは規制が厳しくなっているネオニコチノイド系農薬、将来的な禁止を見据えての在庫処理ではないのか?それを喰わされる人々には深い同情を禁じえない。
何が入ってるのか判らないもの、もう食いたくない。それだけで充分、こっち(自給自足)に来る理由になる。早くしないと死んじゃうよ。今年ももう、1年過ぎちゃったんだからね。