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山間地の通信問題について

2020年9月20日 晴れ時々曇り 15/23℃

CDMA1の電波が弱くて家の中では携帯がものすごく繋がりにくかった(元々この辺はauとドコモが繋がりにくい)。たぶん15年くらい使っていた機種で、電池も寿命を迎えて少し膨らんでいた。もうどこでも手に入らない。いつ壊れても不思議ではない状態が続いていた。当初は、この携帯が壊れたら携帯持つのをやめてしまおう、と考えていた。

のだが、両親もとっくに後期高齢者だし、山村でも重要な用件で携帯に連絡をよこす人が意外に多く「携帯を持っていないせいで死に目に会えなくなるかもしれない人」のリストが増える今日この頃、節を曲げて新しい携帯に機種変更した(スマホは選択肢になかった)。

一番近いauショップまで車で45分かかるので、オンラインショップで手続きをした。最終決定ボタンを押したら「予期せぬエラー」でやり直し、という責め苦を二度も味わいつつ(他のサイトでも珍しい事ではない)、ショップに出かける手間と時間を考えたらまだましだろう、となんとか新機種購入までこぎつけた。通話品質の大幅な改善、という触れ込みの、4G LTE、という規格。これが全然つながりません。

屋内で圏外マークは想定内。屋外でも圏外、これは想定外(お、ラップみたいな脚韻!)。

仕方がないのでサポートセンターに電話した。概略、以下のようなやり取り。

「圏外マークが消えなくて初期設定ができないんですけど」
「ICカードの向きは合ってますか?」
「何回も確かめました」
「再起動すると改善する場合があります」
「何回もやってみました」
「そうするとICカードか携帯本体の不具合の可能性がありますので、一度ショップで見てもらって下さい」
「ショップ?他に方法はないんですか」
「ないですね」
「、、、参考までに、3Gより4Gの方が入りにくいなんてことはあり得ますか?」
「通信方式が全く別物なので、エリアによりますが、3Gは入るけど4Gは入らないという事は、あり得ます」

新しいものが優れているわけではない。新しいものが、より企業に利益をもたらす、それだけのことだ。

仕方がないので穂高のauショップに行った。

店内では何故かスタッフ全員ハッピを着ている。襟には企業名ではなく「御祭禮」の文字。コロナのせいか客よりもスタッフの人数が多い。来店予約を求められる理由が分からない。状況から見れば薄ら寒いはずの店内でほば全員女性のスタッフの振る舞いは明るい。

「本日は故障のご相談ということですが、どういった内容でしょうか」
「いや圏外マークが消えなくて初期設定もできなくて。家の外にも持って行って試したんだけどダメだった」
「本体を拝見してよろしいですか、、、アンテナ、立ってますね、、、」
「え、ほんと?じゃ、うちが電波届かないだけってことか、、、初期設定してみますね」

ダイヤル111発信、成功。

「今、設定終了しましたね」
「ということは、こちらでやっていただくことはもうないですね?」
「はい、ありません。電波の問題に関しましては、この携帯から157にかけていただくと担当部署につながります」
「なんとか24だね。ありがとう」

ということで、せっかくお店に来たのでパソコンとの接続用のUSBコードを買った。

せっかく街場に来たので作業着や日用品の買い物も済ませる。穂高の西友の裏に「ペイサー樹 nojiri」というお菓子屋さんを発見。つい扉を開けたくなるような雰囲気のかわいらしいお店。ザッハトルテとナポレオンパイを買って帰る。このような贅沢はあまりしない習わしであるので、少し動揺する。

家に着いて早速買ってきたコードを開封する。マイクロUSBと通常のUSBをつなぐコードとACアダプタ。携帯本体のおまけに充電用コードがついてたけど、はじめからこっちを付けてくれれば余計な出費がないのに。

俺たちのムダな出費が、より企業に利益をもたらす。

夕食後、買ってきたおやつを食べる。期待以上においしい。ホイップクリームうまい!またあのお店行きたいけど、当分行けないかなあ、と生き物係さんが言う。

さて、買ってきたコードを携帯につないでみようか。、、、マイクロUSBの挿し込み口の規格が違うね。これは交換のためにまた穂高に出かけなくてはいけないね。

今度はシュークリームを食べてみよう。

     *        *        *     

その後、なんとか24に連絡して、電波状況の出張調査をしてもらえることになったが、2週間以上先になるという。その間は(もしかしてそのあとも)自宅及び周辺ではあなたがお掛けになった番号は電源が入っていないか電波の届かない場所にいる可能性が高いです。