「NO作業日誌」カテゴリーアーカイブ

オニグルミを食べた

オートミールをまぶした黒パンとクルミ入りパン。黒パンはライ麦と南部半々。南部がわりと黒っぽいから仕上がりも黒い。クルミは山村暮らし12年目にして初めて食べたオニグルミ。今までどうやっても菓子胡桃みたいに上手く割れなかったので、何となく敬遠していたが、今冬のある日、ふと剪定鋏を使ってみたらあっさり真っ二つに割れた。なーんだ、鋏でいいんだ! じゃあ何時でもできるや、とついこの間まで放っておいたら乾燥したのか、鋏では歯が立たなくなっていた。仕方がないのでハンマーで砕いてバラバラになった実を根気に集めて食べてみた。美味い。粉々だけど。パンとかお菓子に使うならこれでいいじゃん。菓子胡桃の割りやすく食べやすいイメージに囚われて、長いこと地場の逸品を食べそこねていた。

くにゅも認める美味しさ。見えないけどくるみ入ってる。くにゅは市販のパンは決してなめない。

 

まだ忙しくないふり

晴れ 2/17℃

明け方は軽く粉をはたいたような霜。日中は暖かい。帽子やセーターでは暑すぎる。朝、昼、晩、ひょっとして突然戦争が止んでるんじゃないかとスマホを覗く回数が増えた。ちょうどスマホを使い始めたタイミングでウクライナ紛争が始まった。多くに人にとって、スマホの中の戦争なのだろうと想像する。プロパガンダマシンの本領が発揮されて。

いつものように、そして近年特に感じるように早春の日々は、なにか仕事をした気もしないままあれよあれよと暮れてゆく。朝起きて、眠い目をこすっているともう夜だ。とはいえ13の口を養う雑事には事欠かず、暇なはずはない。仕事の仕方が自動化したということか。

発根した種はポットに移し、衣装ケースで保温。本葉が見えたらまた植え替え。ナス科でもトマトは発芽が早い。ナスピーマンと一緒だと少し暑いのかな。徒長注意。

今日はレタスも播いた。ホームセンターで買った10本苗のセルポットを再利用。種が去年のと2017年のデッドストックなので、5、6粒づつまいた。うまくいけば苗が60本できる予定。

野の草もまだちょぼちょぼなので、ヤギたちは伐木の枝先とか竹とか杉っ葉も食べている。雨が降らなければ外で寝る。例年ならまだ小屋で寝かせている時期。今年は暖かいね。またすぐブヨの季節になるね。

道路脇を除草するやーや。このような労働に対して村から労賃が支払われることはない。

  1. 今日も無事ストーブパンが焼けた。少し焦げたけど。少し家のリフォームも必要みたい。少し金を稼ぐ必要もあるね。才覚はないけど、、、

ナス科の芽出し

朝やっと氷点下脱出、明日はまたマイナス予報だけど。

予定より5日遅れ。何となく忙しいふりをして。

キッチンペーパーに包んでたっぷり水を含んだ布の上に置く。湯たんぽ保温の衣装ケースに入れて発根を待つ。

トマト

ボルゲーゼ、ブラジルクック

ナス

真黒早生、小布施丸

ピーマン

扁平パプリカ、激辛唐辛子、シシトウ、種無しシシトウ

乾燥用のボルゲーゼがいつの間にか入手困難になってて焦った。数年前はあちこちで見かけた気がするのだけど。全般的に種は年々、手に入りづらくなっている。ちょっと高かったけど、自然栽培っぽい北の樹木農園からお取り寄せ。あとは自家採種。扁平パプリカというのはたねの森のトマトフルーツピーマン。種無しシシトウの種が少なくて不安だ。

 

これは今日のじゃないけど今日も黒パンとジャガイモ。黒パン文化圏に平和を。

 

黒パン77%

2023/01/09 晴れ夕方曇夜霙
-4.5/7℃

1日目
ライ麦スターター 100g
ライ麦全粒粉 200g
水 200g

混ぜて24時間室温(5~10℃)

2日目
ライ麦全粒粉 100g
南部全粒粉  100g
水 50g
塩 10g
モラセスシロップ 小さじ1

混ぜて22時間、最後の2時間は30℃に加温
型に詰め、40℃で最終発酵1時間
150℃から焼き始め、15分かけて250℃に上げ、25分焼いた。

重量以外の各数値はそれほど厳密ではない。

スマホ入力だが、1日目の記述がイタリックになってしまった理由はわからない。

a happy Newton’s first law!

2023年1月4日

曇り時々晴れ -4.5/4.5℃

三が日、明け方氷点下8℃をヤギと共にしのいで来たので、今朝は幾分暖かく感じた。ヤギたちは日の出少し前に小屋から放牧場へ移動して朝ごはん。今までは、雪でも氷点下10℃以下でも機械的にそうしてきたが、寒いときは小屋食でもいいか、と思う今日この頃。ヤギは食べるものさえあれば氷点下でもへいちゃらだけど、私がつらい。

暦の世の中では今、新年ということになっている。みんなおせちとかお雑煮食べてたのかな。お酒も飲んで、お正月気分。

大晦日から今日までの朝ごはん。全粒粉パンとじゃがいものおかず。飲むのはもちろんコーヒー。

変わらない、という幸せもある。

クリスマス寒波

晴れ ―8/8℃

今年もクリスマスに大雪。アスファルト以外は根雪っぽい。エンドウそら豆、玉ねぎの冬越しにはありがたい。ヤギ及びヤギ仕事的には試練の季節。長靴で雪の中を歩いて霜焼けができた。今年の麻績村は今のところ、大方のヨーロッパの都市より寒いようだ。あちらが暖冬なのだろう。北米は何十人も凍死するような大寒波。世界中、必要なのは軍隊や弾薬じゃないだろう。ワクチンでもないけど。馬鹿に付ける薬はないっていうけど、実際にはバカな人騙してクスリ漬けにしてる。

 

今シーズンのストーブパン焼き初め。材料量る手間を惜しんだら少し弛めの生地になった。種は発酵始まってから1週間ほっといたから醸造っぽい。ストーブパンは夜焼く。原料は自家製小麦、ライ麦全粒粉と塩、水のみ。味は明日食べてみないと判らない。

 

冬が来たかも、そろそろ冬支度

朝焼けの頃の気温が氷点下。雨水桶に氷が張るようになった。好天続きで昼間は暑いくらい。最高気温は10~12度だから、厚着になった効果が大きい。日が陰ると急に寒くなる。ヤギたちの採食速度と切迫感が上がる。

かぼちゃとチョコチップのロールパン、ライ麦ミックスパン。トースター焼きの腕が上がり続けるkyokoさん。

今年もうちは結球野菜が巻いていない。ご近所から白菜や野沢菜をたくさんいただいてヤギと分け合って食べている。測ってないけど規格外のリンゴも100kg以上いただいた。ヤギ用とか言うけど、もちろん人も食べる。

今月からヤギは小屋(元豚舎)で寝ている。初めて小屋に入る奴は当初だいぶ暴れたが、もう慣れたようだ(希望)。ムスメふたりは納屋に入っているが、こちらは入口の引き戸(軽く補強しておいた)をぶち壊してくれた。ヤギが本気を出すと、人間用の構造物はたいがい壊れる。『三びきのやぎのがらがらどん』の描写は写実である。

霹靂を含んで重たい青空の一日

10月26日 晴れ 0/21℃

今年初の氷点。温度計が日中陽のあたる郵便受けに貼り付けてあるので、最高気温は高めに測定されていると思われる。世界天気というものを見ると、ここ数日に限って言えば、キエフよりもベルリンよりも麻績村は寒い。異常な寒さ、と感じるけれど、昨日もパプリカが採れたり、低温だけが異常ということもない。紅葉もまだこれから。

異常なのは人間の世界。昔から人間界は狂っているが、現代においては、狂っていることを自覚しながら尚、狂うことをやめようとしない(クルッテないと儲からないから)。狂う、という字には獣偏より人偏がふさわしかろう。

実際はとてつもなく恐ろしい話だが、傍から(と思いこんで)見ていると白けるばかりの核疑惑のなすり合い。当たり前に考えると、「広島、長崎の市街地に核爆弾を落としたのは正しい判断だった」と言って、反省も謝罪もしないアメリカ合州国は、また核兵器に手を出す蓋然性が高い。ハードルはとても低い。

とても低いところを、毎日軍用機、つまり殺人用に設計された飛行機が飛ぶ。訓練飛行か。あれは公務員が、税金を使って人を殺す練習をしているのだ。

 

 

冷たい雨の一日

2022/10/07 雨ほんの時々止む

雨のお蔭で農休み。雨嫌いのヤギたちには憂鬱な一日。ヤギが憂鬱というよりは、ヤギが憂鬱かもしれないと思う自分が憂鬱。手書きならユーウツとでも書いてるところ。急に寒くて昨日はこたつに布団が掛かったし、今日はついに灯油ストーブをつけた。

内陸部はやや乾燥気味とはいえ、雨がちで湿気っぽい島なのだ基本的に。豪雨被害だの線状降水帯だの災害情報ばかりが強調されて(そこにばっかり喰いついて)、恵みの雨、というやさしい言葉を忘れてたなあ。

ジコボウ、シロナメツム、アカンボウ、ナメコ、ヤマグリ。アカンボウはサクラシメジの別名。怖いよ。ジコボウはリコボウという地方もあるようだ。テンプラニージョとテンプラニーリョの訛り分け?に似ている。かな?

2022年の田んぼと栗仕事

スマホからテスト投稿

10月4日晴れのち曇りそのうち雨

連日のうろこ雲、でも昼間は暑い。暑いのも今日までの予報。明日からしばらく降ったり曇ったりで寒いらしい。つまり、あと六ヶ月は震えて過ごす季節の到来。毎年思うけど、秋らしい天気はほんの数日、夏と冬が直結している。

雨予報に怯えて、昨日3日、稲の脱穀を済ませた。画像ファイルの縮小ができなくてアップできない。見えないけど、このようにハゼ脚の中間に横棒を付けて、掛けた稲束が開いた状態になっていた。通常より早く乾いたと思う。とは言え、1週間しか干してないから、晴れた日に追加干しが必要。えーい、変換がうまく行かぬわ!

稲刈りはその1週間前、9月26日に済ませた。画像できた。

今年の稲は記録的に短い。おかげで2度の台風にもよく耐えて倒れなかった。

今年もミステリーサークルbyけものでひと坪分ほど減収。ウサギは電柵をくぐって入ってくる。狐が入らないから安心して過ごせるのだろう。

スマホで更新ちょっとつらい。PCもwindows8利用者に対する嫌がらせか起動が異様に遅くなって使いづらい。前世紀のアップルの漢字トーク7のほうが起動が早かったよ。メモリ8メガバイトでも。技術の進歩で幸せになってますか。

今年も庭の栗がよくできた。保存に失敗した去年の教訓で今年は集めるそばから冷凍庫へ。隙を見て栗仕事。今日は決して暇ではなかったけど。

栗剥きしながらyoutube聞くにはスマホが便利。このごろはФестиваль Ансамблейというコンサートライブが気に入っている。とても素人っぽい(ロシアは歌でも演劇でもあえて素を出すものが多い気がする)弾き語りもあれば、ナタリア・ドゥドゥキナが歌ってたり。アンサンブルのハモりが素晴らしい。

進歩がいいか悪いかは、功利的判断というか、気分次第、というのがスマホ的に導かれる半眼の結末。おやすみなさい。