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晴れ時々曇り 気温高からずも蒸し暑し

この頃メモリー付き温度計のリセットを忘れていて、気温がわからない。じっとしていれば汗をかかないくらい。作物も伸び悩んでる感じ。ズッキーニがやっと生り始めて、花付きの小さいのを2本食べた。花ズッキーニ、傷みやすいから商品として出回らない。自分で作ってみるまでは、でかいキュウリみたいな野菜だと思っていたがカボチャの仲間、そういえば未熟カボチャと味は似ている。お店にあるようなのは育ちすぎで味がぼやけている。近所の人がズッキーニの話をするのを聞いたことがある。「ありゃ、何の味もしねえよ、カサ増しだな。」やはり、そんなにおいしいものとは思われていないらしい。

ズッキーニ塚じい

今年から借りている畑(開墾中)のズッキーニ。土の養分のせいか、左手の桑の木の影のせいか、同じ日に定植した苗が、きれいに背の順になっている。株間80㎝とっているが、狭かったようだ。開墾が進まないので植え床を節約してしまった。

 

田植えが終わってからあまり見に行ってなかった田んぼ。今年はどうなるかな?

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今のところ順調。

2015分蘖初期

田植えから25日くらい、一本植えの分蘖。まだ雑草も少ない。歩くとそのあとからコナギが出るから、手入れ(出し)は最低限としてみよう。

 

2015株元のカエル

稲の害虫をいっぱい食べている、と期待している。

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Webの『有機農業ニュースクリップ』で知ったが、先月23日に、農(毒)薬による蜜蜂の被害に関する農水省の発表があったらしい。マスコミ報道には気が付かなかった。報道されたかどうかもわからない。年中行事の、一般には関心の薄いニュース(にならなかった訳だが)と見なされたのかもしれない。発表自体は無味乾燥な官報だが、「周辺に水稲が栽培されていない地域等でも被害事例が報告され、蜜蜂から殺虫剤成分が検出されましたが、周辺の農作物との関係を解析するためには、使用された農薬の情報が不十分でした」など、大事なことがサラッと書かれている。農村では農(毒)薬は簡単に手に入る。誰がどんな農(毒)薬をどこにどれだけ撒いたかを実際に知ることは不可能だ。しばしば殺人の手段にも使われる毒物が野放しにされている。年端のいかぬ子どもでも年端が著しく行き過ぎた御老人でも年齢を問わず買えるんだから。運転免許よりこっちが先だろう。アスベストや免震ゴムはビシビシ叩く大新聞が、農(毒)薬は見て見ぬふり。農村の購読(毒)者離れを怖れてか。偉そうな社説の語調で啓蒙してみろ。

 

 

 

稲妻のように

雨続きの天気の合間を突いて昨日、やっとトウモロコシの種播きを済ませた。甲州という在来種、完熟果を粉に挽いて食べる。一昨年の種だから発芽率が気になって水に浸けておいた。発芽率は上々だったが、浸水後に悪天候続きでなかなか播けず、根っこがニョロニョロと伸びてしまった。発芽率と言ったが確認したのは発根で、その後芽が出るのかどうかはよくわからない。種屋さんのいう発芽率はどこまで調べるんだろう?

畑は昨年トマト、落花生、トウモロコシ、インゲン豆二種、ズッキーニ、オート麦、ほうき草を混植していた所。播種当初は自然農の見本みたいな美しいオーラを発していたが、やがて作物が予想外に暴れ始め、前の年の小豆が自生えしたり、カボチャが侵入したり、手入れを怠ったりで、収穫時には失敗した放任栽培の見本のようになっていた。その反省を踏まえて今年はトウモロコシとトマトのみの疎植栽培を心がける。おっと、すでに端の方にキュウリの芽が出てるじゃん、、、

30cm間隔の一か所四点播きが基本。先月播いて生育中のペインティドマウンテンで既にできていないが、ある程度育ったら一か所二本以下に間引く。今度は絶対間引く!間引きは心情的にむつかしい。なんかもったいなくて。

はじめのうちは三角ホーで条を付けて播き始める。播き溝が狭くて、横並びに点播していくと、点播だか条播だか区別が付きづらくなる。根っこが伸びてしまった種を、根っこを下にして一粒ずつ並べていくのは思いの外、いや予想通りかなり時間を食う。途中から雨も降りだした。半分播き終わった頃本降りになる。根っこの伸び具合からして中断延期はしたくない。雨のせいで、播き溝を付けてしまうと泥がべちょべちょになって覆土できなくなってしまう。それで後半は鎌で最小限の条を付けて隙間に埋め込む方式を採った。さらに時間が掛かるかと思いきや、一粒ずつ方向を揃えて播いていくならこの方が少し早い。野良仕事でおなじみの屈み込んだ姿勢を保った単純作業。舞踏っぽいなこりゃ、と思った拍子に、前夜、舞踏家室伏鴻の訃報を受けたことを思い出した。

ほんの数年間だったが、室伏さんの振り付け作品に出演させてもらったことがあった。若手ダンサーのユニット、Ko&Edge で、国内はもとより、海外公演にも何度か連れて行ってもらった。(フィジカルに)痛い振付に耐えられず、もったいないことに自分からやめてしまったが。

室伏さんとの稽古はよほど公演間近でなければ、重い沈黙の数時間の後、「今日は稽古とるか(お終い、の意)」の一言でお開きになるという、渋すぎる展開が多かった。たまに話をすることもあったが、年上ぶったところが全然なく、むしろ駄々コネの困ったおじいちゃんといった雰囲気があった。ある時、どういう経緯かは忘れたが、話が社会問題に及んだことがあった。俺はその時左翼的言辞を弄したに違いない。室伏さんは俺に向かって、「デモだろうがテロだろうがやりたいことをやりゃいいじゃねえか。お前は何でそんなに意地汚くダンスにしがみついてるんだよ。」と言った。その時ははぐらかす様なことを言って切り抜けたが、意地汚くダンスにしがみついている、というのは全く図星だと思い、ずっと後になってもよくその言葉を思い出して苦い思いを味わった。

無為の沈黙も、殊更に体を痛めつけるような振り付けも辛かったが、狭い稽古場に立ち込める、絶対に途切れることのない煙草の煙の方が何倍も苦しかった。室伏さんほど煙草を際限なく、所構わず喫う人には、後にも先にも出会わない。この「日本を代表する舞踏家」の最期を報じた記事には、メキシコの空港で心筋梗塞とある。すぐに煙草のパッケージに印刷された脅し文句を思い出した。異国の空を見つめ、煙草を咥えたままくずおれる映像が浮かぶ。長くは苦しまなかったと思いたい。空港で煙草なんか喫えるのか、という疑念は、室伏さんに関しては全く通用しない。その点では絶対の自由を行使していた。自由と言えば、舞台上でも、舞踏色から離れたパフォーマンスに自由な感じがあった。銀塗り異形の室伏さんはどちらかというと、舞踏という状況にしがみつかれているように感じることが、しばしばあった。

播き終わりの直前になって甲州が種切れになったので、予備に用意しておいた雑種トウモロコシを播いた。これは昨年、お隣さんから頂いたスイートコーンだが、種は粉用の硬粒種のように硬い。実をほぐすと軸が赤くなっていて、うちのトウモロコシと交雑した形跡がうかがえる。軟らかい甘味種と硬粒種が近場(半径5㎞以内)で同時期に開花すると、甘味種の株は一方的に硬粒種の遺伝的影響を受けるという。硬いほうには影響が現れない。雑種強勢を期待しながら播いたが、甲州の種も採りたいから開花時期には注意しておかなければいけない。

夕べの鐘が聞こえてから一時間近く経ってようやく作業が終わった。雨は今や土砂降りに近い。雨具を付けなかった下半身は気持ち悪さを通り越してやけくそなびしょ濡れ。さて撤収だと玄関前で空を仰いだ拍子、ほとんど頭上で稲光の白い閃き。やばい、と身をすくめた瞬間、空気を震わせて雷鳴が落ちた。

お、と呟くように気合を入れて背中を地面に叩き付ける、室伏鴻の伐倒さながら。

 

6月21日、夜更けにしるす

2015年の田植え

6月5日 曇りのち雨 7.5/16℃

お日様が出ないと寒い。突然梅雨入りしてしまったようだ。午前中は5日目を迎えた田植え。

今年は3葉展開で移植の予定だった。が、5月の異常な暑さで苗が急成長、すでに3本分蘖、6葉が出始めた苗もある。例年の、といっても3年しか例がないけど、1,5倍の速さ。ついでにヒエもすごく育って、糯の苗床は8割方ヒエと愉快な仲間たちに占有されている。床土の具合は改善されて例年のように根が引き千切られる被害は軽減したが、ヒエ束から稲を選り出すのに時間がかかる。

本田は今年も不耕起。無代掻き2年目になると、田面の均平が怪しくなってくる。泥が寄って水深が浅くなったところに昨年同様、芝草みたいで可愛らしい雑草がびっしり生えている。ここいらでホッピョウ、スズメノテッポウと呼ばれる草も伸び放題。何度も泥を動かしている畦際や歩いた跡にはコナギも出始めている。

大苗は一本植えだが、殆ど分蘖しなかった去年のトラウマで、3分蘖でも小振りの苗は2本、3本まとめて植える。歩く足元からブクブクと泡が立つ。「田んぼがわく」と言って、土中の有機物が分解されて生じるガスらしい。うちの田んぼの場合、土中というよりも、切り藁の分解で水中に溜まっているような気がする。苗を植えるのがためらわれるくらい泡立つ場所もある。

去年の切り株の南側に植えていく。表層3~5cmの下はかなり硬い。シャベル・スコップで切れ込みを入れて根を挿し込む。生き物係さんは伝統に従って指で押し込む。彼女の方が速いことは速い。はじめは分蘖不足を警戒してできるだけ浅植えにしていたが、苗の大きさが裏目に出て簡単に倒れてしまうので、だんだん深植になってくる。

 

 

 

 

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たくさん生えている。でも殆どヒエ。

 

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ここに植えていく。大丈夫か!?

 

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手前の方、植えてあります。今度もうちょっとわかりやすい写真撮ろう。

 

今日の午前中までで三分の一終わったくらいか。予想よりはだいぶ遅い。

昼休みの後、雲行きは怪しかったが、大した雨も降るまいと思って、カラカラに乾いた各種播き床に水遣りしていたら本格的に降り出した。今日は田植えは中断。明日から頑張ろう。

常態化した異常気象

5月31日 晴れ 13/24℃

昨日までの猛暑旱魃が一休み、時折肌寒いくらいの一日。相変わらず雨は降らないから畑はカラカラ、植えつけたもの、芽を出したものには水を与えないという原則は通用しない。乾燥防止の刈敷マルチの下には黄色や黒の3~5㎜の虫が集まってくる。うちではこいつらを憎しみを込めてウジウジ君と呼んでいる。朝日の遅い我が家の中でも特に朝日が当たるのが遅い東側の畑に多発する傾向がある。東側に沢と杉木立があるから、その辺も関係あるかもしれない。東側には生き物係りさんが好んで畑を作っているので、玉ねぎや豆類の芽がさんざん食われている。東側の畑はまた、道路からもよく見えるので、生き物係さんが働いている姿はたまに目撃される。男の方は何だか、奥の方の草むらでブラブラしてると思われているかも知れない。草むらの中によく見れば畑があるのだ。全然ブラブラしていないということもないが。

今年は隣村の本物の農家の浪野さん(コッレヴェルデ自然農園)から、鉢上げする前のナス科の苗を沢山いただいたので、何となく安心して種まきが遅れ気味。データというものを残さないので遅れているのかどうかも本当はよくわからない。今年こそ農作業日誌を残そうと思ったブログもあんまり書けない。ノートにさっと書く方が確実だし性に合っているが、それは生き物係さんがやっている。見せてもらっていないが、たぶん俺の作業は記録してないだろう。今、ちょっと覗いてみたらやっぱり無かった。

昨年12月25日に、ミツバチにとても悪いネオニコチノイド系農薬の食品残留基準が大幅緩和されるというニュース記事を紹介した。今月19日から施行されているのだが、それに関するマスコミの報道は見つけることが出来なかった。Webでは<有機農業ニュースクリップ>と<オルタナ>が伝えている。この施行の少し前に、ネオニコ系農薬製造元の住友化学の業績の好調ぶりを伝えるニュースはしばしば目に付いた。農薬の話題抜きで。

明日は田んぼの苗取り、田植え週間の幕開けだ。

田んぼの季節

4月24日(金) 晴れ 7/24℃

春先の冷たい長雨が明けたらカラカラのお天気続き。今年は日照りかと思いきや、新聞によれば平年値とほとんど変わらない。来週からはかなり暑くなりそうだが。

新聞によればTPP交渉のうち、ISDS条項を入れることに関しては合意成立らしい。「海外に進出する企業の権利を守るためのISDS条項は盛り込むことで一致した(4/23朝日、経済面)」。企業の金儲けの方が国の利益(国民の福利)よりも大事だということだ。あっさり読み飛ばせるような言葉で書いてあるが、これでTPPが第二の日米地位協定になる道筋が定まった。とうの昔に定まっていた、というべきか。さて、どうする。どうしようと、他の人々は思っているのだろう。どうしようか。

*     *     *

田んぼの季節は秋の刈入れまで続くが、苗代作りの頃が集中的に、畑仕事や採集も重なって忙しい。今年は予定外の蜂蜜絞りや予定内の鶏小屋増設(昨日ヒヨコが来た!)もあって、野菜の育苗は全く手付かず。冬越しの大根人参、採り残しのカブの菜の花がうんとあるから何となく、野菜間に合ってます、という気になっているが、そのうち気のせいだったことに気付くだろう。

 

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今年の苗代。もっと不耕起っぽくする心算だったのが、意外に地下茎雑草がはびこってしまって、三本鍬で掻いているうちに気が付けばトロトロに練り上がっていた。今はスポンジのように柔らかいが、たっぷりの腐食分がちょうど壁土の藁の役を果たして一度乾くとガチガチに固まってしまう。これは今年も苗取りに苦労しそうだ。

奥に見えるのが冬水田んぼ。もうカエルがわんさか鳴いている。雑草の抑制効果もまずまず。今のところは。

明日はどうしても播種したいから日暮れ近くまで水路掘りをする。といっても午後は夕方まで蜜蝋作りをしていたから時間は大して掛かっていない。

水路を流れる水の色がやけに赤い。原因は分からないが、あまりいい環境じゃないなあ、と思いつつ腰を伸ばしたら、山際が夕焼けに染まっていた。そうか。腰を伸ばした拍子に田んぼの中からカモが2羽飛び立った。よしよし、うんと草を食べてくれ。

今日はいい日だ。

 

 

君たちのことは忘れない

4月16日(木) 晴れ 2.5/22.5℃

ミツバチの群れの消滅が間違いないようなので、遺産を受け取ることにする。ありがとう、君たちのことは忘れないよ。

巣は、15㎝の重箱2段分を満たしていた。まず、ピアノ線で重箱の重ね目を切り離す。下段に落下防止の十字棒がないから、切れる傍からドサドサ落ちる。すごい量だ。上蓋を剥がすと上段の巣もドサドサ落ちて、用意した45㎝のボウル山盛りでも入りきらない。

蜜を集めるのに台所の鍋、ボウル、ザルを全部使っても足りないので、蒸し器も使う。圧搾や遠心分離を使わない、自然に流れ落ちるのを待つやり方で、「垂れ蜜」と言って、巷では大変な高値で取引されるらしい。そもそも巷ではほとんど見かけないけど。

作業してると手がベタベタになる。拭いたり洗ったりすればもったいないから舐めてみる。甘い!が、甘いだけじゃない。ちょっぴり酸味がある。市販の蜂蜜とは別の食べ物、というか、ステージが違う!あんまりおいしいから、ついスピリチュアルな言い回しになってしまう。

ただ、舌に巣の成分、ワックスが残るので、丸かじりしすぎるとお腹がゆるくなるかも知れない。緩くなっても一度は丸かじりした方がいい。バター付きのライ麦パンにのせたら美味いだろうなあ。

丸一日経っても、あんまり垂れてこない。明日は、もう少し巣を崩してみよう。

急を要する仕事、鶏小屋の増設と苗代作りと春野菜の苗作りとあれとこれと、、、翁長知事の奮闘を祈りつつ。

新しいパソコン

4月13日(月) 雨 2.5/17℃

新しいパソコンを買った。買ったのは生き物係さんだが。贅沢をしたわけではなく、今までのレノボのデスクトップが壊れたから、泣きたい気持ちでの決断だった。ちなみに、壊したのも生き物係りさんだ。いや、壊したんじゃなくて、パソコンの破損に運悪く、フィジカルに関与してしまっただけだ。ハードディスクは動いているようだが、液晶のひび割れで見えない。サービスセンターに電話したら、最低に見積もっても買った値段より高くなるらしい。「うーん、そんなに掛かりますか、、、」としばし言葉を失っていたところへ、「修理に関するそのほかの情報も、弊社のウェブサイトでご覧いただけます」と担当者君。御社のウェブサイトを見るパソコンが壊れて困っているんですけどね。スマホで見れます、という意味で言ったのだろうが、スマホもないからどうしようもない。丸一日我慢して、次の日にはもう買いに行ってしまった。意外とPC依存が深まっているようだ。壊れる前日、来年の確定申告用の収支内訳書がオープンオフィスで計算できるようになりかかっていたのも我慢を挫いた要因のひとつ。

液晶一体型を押し倒して壊したので、今度は倒れないノートを選んだ。メーカーはASUS。家電屋で見かけるようになったのは最近だが、以前使っていた自作PCのマザーボードがASUS製で親しみがあった上に、一番安かった。WIndows8はしかし、スマホみたい(想像)で違和感がある。スタートメニューの勝手に起動しているアプリを削除してFireFoxを入れたら落ち着いた。AVASTのセキュリティーソフトもすんなり再登録できた。あとは昔のデータをぼちぼち救い出す方法を考えよう。

データのバックアップは本当に大切だ。でも、またやらないんだろうなあ。目の前の移り変わりを追いかけるのに精一杯。

蜂の巣

3月29日(日) 晴れのち雨  3/20℃

3℃ならとても暖かいはずだ、とつい思ってしまう。実際にはそんなに暖かくない。20℃はさすがに暖かいはずだが、日差しがないとうすら寒い。

ミツバチのみなさんもそろそろ飛び始めてもいいと思うんだが、巣箱は静まり返っている。ちょっと中をのぞいてみる。

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予想以上に大きくなっていた。が、肝心のミツバチがいない。下端が少し壊れているようにも見える。底板に100gくらい、蜜が垂れ落ち、ミツバチ数匹とキイロスズメバチ1匹の死骸があった。

防寒対策が足りなかったか?越冬失敗にしては死体の数が少ない。スズメバチの襲撃を嫌って移住してしまったのか?近場にキイロスズメバチの巣が出来始めた時、すぐに手を打てばよかったのか。彼(女)らも青虫毛虫を狩るだろうから放って置いたほうがいいと思ったのだが、甘かったか。キイロスズメバチなら通常は撃退できるとの情報が多かったので、たまに巣箱に近づく奴を網でとるくらいのことしかしなかった。

うんと上のほうで身を寄せ合って暖かくなるのを待っている、という可能性はないだろうか。もう少し様子を見てみよう。ダメならダメで残った蜜は全量いただきだ。涙がこぼれるでもなくこんな風に考えるのだから賤しいものだ。

 

こちらはスズメバチの巣。氷点下だと生理的に活動不可能という説をどこかで読んだ記憶があって、数日前の氷点下の朝、屋根の梁からむしりとった。梁に残った巣の最上部に、女王蜂らしいのが逆さにしがみついていた。全く動かなかったが、死んだ(俺が殺したのだが)瞬間にそれまで生きていたのがわかった。

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のこぎりで縦横に切ってみた。

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とてもよくできた断熱構造に見えるが、やはり寒さには弱いのか、幼虫成虫ともに数匹づつの死骸が残るのみだった。

 

春、東京・沖縄(ここはまだかも)

3月23日(月) 晴れ一時チラ雪 -1/10℃

また氷点下に逆戻り。北の峰から雲が屋根をかすめるように飛んで、小雪が舞う寒い一日。晴れてもなんだか初冬のような緊張感。夜九時現在マイナス2.5℃だ。週末からは暖かくなりそうだが、なるべく期待しないでおこう。

昨日、「安倍政権NO!大行動」と題するデモがあったらしい。主催者発表で14,000人は少し寂しい気もするが、こっちはそんなことも知らずにのらでアクセクしていたんだから、参加されたみなさんの健闘を称えよう。俺も奴らの資金源を細らせるように、対貨幣経済サボタージュ運動に日々これ励んでいるわけだ。励まないことに励む。

もうひとつのいい知らせ、辺野古埋め立て反対で当選した後になんか押しが弱かった翁長知事が、沖縄防衛局に作業中止を指示(琉球新報)。政府の反応はいつものように

「・・・これに従わず、作業を継続する構えを見せている。菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で「粛々と作業を進めていく」と強調した。」

真面目そうな人が真面目に言うから本当に怖い。暴力を含む実行力を持った権力側が使うべき表現じゃない。もしかすると、菅氏は隠れ反対派で、国民を立ち上がらせようとしてわざと挑発的な言い方をしているのかもしれない、と思わざるを得ないくらいの最大限の傲慢な発言だ。俺の傲慢さなんか、かわいい子猫ちゃんだ。ニャ~オ!

 

 

のらの季節

春だ。朝から蕗の薹集めに精を出す。この冬は湿った雪が多かった。長いこと厚い雪に覆われていた植物はいつもの春よりなんだか平たい。フキノトウもぺちゃんこのが多い。ぺちゃんこでも風味は変わらない。こいつを食べるとからだが春に向かってグルグル動き出す。

野良仕事、ではないな。野良遊びだ。おんなじようなもんだけど。

冬水田んぼにはいつのまにかカエルの卵がいっぱい。誰か、水の中を泳いでいくやつがいる。魚っぽい。

夜、お風呂で種籾の温湯消毒。60℃だからお風呂の感覚では熱湯に近い。

籾を水の盥に放って浮いたやつを掬い取る。ほんとうは塩水でやるらしいが、塩がもったいないし排水に困るから真水を使った。ちょっと水を動かすと際限なく浮いてきてしまうので、適当にやる。

ササニシキ1kg、ミヤギコガネ糯500gを、500gづつ網袋に入れて60℃の浴槽に浸けること10分で作業終了。と、タイマーに使っていた俺の携帯を見た生き物係さんが、この世の終わりのような悲鳴を上げた。「なんで10分なの!5分でしょう!?」焦って参考書をめくると、確かに5分とある。記憶違いだったか、60℃10分という頭があったのだ。文明の利器、Webサイトに頼ることにする。あった。温湯消毒を説明した多くのページが、60℃10分としている。ただし、糯は少し短めがいいらしい。それで、ミヤギコガネだけ再度500g、今度は5分浸ける。手間は掛かったが、温湯消毒の時間と発芽率の相関についてのデータが採れる訳だ。これは言い訳だ。10分の5分のという数字なんて十進法に囚われた発想だよ、などとうそぶいてみたが、すっかり不機嫌になった生き物係さんは、ソルマックの焼酎割を飲んでいた。

春とはいえ、夜はまだまだ冷える。そろそろお風呂のお湯も落ち着いた頃だから、籾湯に入って寝るとしよう。