冬の木曜日は天気が悪い

2016年11月26日(土)晴れ -1/11℃

冬の木曜日は天気が悪い。東京でヌクヌクしている(気温の話。それ以外はキリキリ働いている。つもり。)と、決まって麻績村は悪天候で、生き物係さんから泣きの入ったメールが届く。肝心な時に役に立たず、俺も泣きたい気分になる。

今週は大雪だった。金曜の朝は辺り一面真っ白で、もう今年もお終いだと観念しかけたが、今日の日差しであらかた融けた。週末はギリギリでライ麦播けるタイミングだと思ってたのに畑びちゃびちゃ。でも今日播いた。播いた後の踏圧なんてもちろんできない。ざっと土を寄せておしまい。藁を畑に使うと毎年こぼれ種であちこちにライ麦が生えるが、それを見ると覆土は要らないんじゃないかとも思う。

びちゃびちゃよりも、金曜朝の冷え込みがこたえた。氷点下7℃。暖かい地方の作物だという搾菜が芯まで凍みた。もうヤギのご飯だ。ヤギだって壁よりも隙間の方が多い豚舎でよく頑張った。ヤギ小屋問題が急浮上して来た。雪が積もれば草や落ち葉を食べるのが難しいから、ご飯にも困る。木曜日ははね出しのサツマイモや豆ガラ、人の口にもあまり入らない奇跡の無農薬リンゴなどを与えたらしい。可哀想なのか羨ましいのか判らない。大変な労力を費やして集めておいた葛の葉を今日、与えてみたが、全く食べない。乾草や稲藁もかなり用意したが、本当に食うのか?アカマツの葉や樹皮を食べるから、厳冬期もとにかく口に入れるものはあるが、、、

今年はやることなす事後手後手にまわって、そのたんびにヤギに手を取られて(かなり本当)、と言い訳している。どんな言い訳しても日はまた昇る。うちに日が当たるのは8時過ぎだけど。そして3時には日陰。

日はまた昇る。明日は雨みたいだけど。