直売所の裏で

9月27日 晴れ 気温12-25℃

雨が降らないのでキノコも出ない。上京中の水曜日に降ったと聞いて山の様子が気になって仕方がなかったが、落ち葉を湿らす程度で下の地面はカラカラに乾いている。水を撒いてみようかと思うくらいだ。今日、少し離れた地区で山火事発生、消防団に出動命令が出ていた。たくさん水を撒いただろうか。

午前中、まんだらの庄に出荷、八町、聖護院の間引き菜、チャード、ルッコラ、トマト。先日のトマトフルーツピーマンもそうだが、変わった野菜はあまり売れない。販売員の方から説明やレシピを付けたほうがよいとのアドバイスを受ける。

午後、たきちゃん自然農園で作業。栗が見やすいように草刈りしていたら周辺視野にいた筈の滝ちゃんがいない。山の中に消えてしまった。慌てて後を追うと、なだらかな高台の縁に立って、ふもとの方を眺めていた。その姿から、自由、という想念を強く感じた。慌てて追いついてから一人の時間を邪魔したかと思って少し離れていると、滝ちゃんは目の前の木を指差して、「ほら、あけび」と言った。薄紫のあけびの実がいっぱいぶらさがっていた。

あけびと庭先のカラタチの実(その、柚子のような実のなる木の名前を聞いたとき、滝ちゃんは即座にカラタチ、と教えてくれた)を出荷する。3時過ぎだったが、午前中に持ってこなくちゃ売れないよ、と指導される。5個350円で売る予定のあけびが150円になってしまった。150円でいいね、と念押しされながら滝ちゃんは、さみしそうにうんうんと頷いた。

俺たちは金に関わるときさみしい。